Confluence でグループにスペースやページをウォッチさせる方法
Kayabyte 著 · 更新日 2026年11月2日
結論: Confluence Cloud では、グループにスペースやページをウォッチさせることはできません。ウォッチできるのは個々のユーザー アカウントだけです。管理者が REST API で 1 人ずつウォッチを追加することは可能で、1 回限りのスクリプトでも実行できますが、メンバーの参加や退出には対応できません。Group Watchers: Auto-Watch Spaces & Pages for Confluence (英語) は、メンバーの参加・退出に合わせて、グループのメンバーがスペースやページをウォッチし続ける状態を保ちます。
チーム全員に、チームのスペースの更新 (新しいページ、編集、コメント) を届けたい場面は多いと思います。ところが Confluence Cloud には、そのための設定がありません。ウォッチは各ユーザーが自分で行う操作だからです。このガイドでは、管理者が 1 回限りのスクリプトから同期の維持まで、どこまで対応できるのか、そして各方法の限界がどこにあるのかを説明します。
Confluence Cloud のウォッチの仕組み
- ユーザーはページまたはスペースで ウォッチ を選択します。スペースをウォッチすると、そのスペース内のすべてのページとブログ投稿が対象になります。
- ウォッチできるのはユーザー アカウントだけです。グループをウォッチャーとして追加することはできないため、40 人のグループなら 40 件のウォッチが別々に必要です。
- ウォッチ中のコンテンツは 通知 → ウォッチ中 で確認でき、ウォッチはいつでも解除できます。
REST API で他のユーザーのウォッチを追加する
Confluence の REST API を使うと、他のユーザーのウォッチを 1 人ずつ設定できます (Atlassian のリファレンス (英語))。
- スペース:
POST /wiki/rest/api/user/watch/space/{spaceKey}?accountId={accountId} - ページ:
POST /wiki/rest/api/user/watch/content/{pageId}?accountId={accountId}
条件は 2 つあります。ヘッダー X-Atlassian-Token: no-check を送ること、そして Confluence 管理者 のグローバル権限、または対象スペースの スペース管理者 権限を持つユーザーとして実行することです。どちらの権限もない場合、追加できるのは自分自身のウォッチだけです。
グループ全体に対する 1 回限りのスクリプト
次のスクリプトは、1 つのグループの全メンバーを 1 つのスペースのウォッチャーとして追加します。自分のアカウントの API トークン、curl、jq が必要です。
SITE="https://your-site.atlassian.net"
AUTH="you@example.com:your-api-token"
SPACE="TEAM" # the space key
GROUP="developers" # the group name
# 1. Look up the group's ID
GROUP_ID=$(curl -s -u "$AUTH" "$SITE/wiki/rest/api/group/picker?query=$GROUP" \
| jq -r --arg n "$GROUP" '.results[] | select(.name == $n) | .id')
# 2. Read the members, 200 at a time, and add a watch for each
start=0
while :; do
page=$(curl -s -u "$AUTH" "$SITE/wiki/rest/api/group/$GROUP_ID/membersByGroupId?start=$start&limit=200")
for id in $(echo "$page" | jq -r '.results[] | select((.accountType // "atlassian") == "atlassian") | .accountId'); do
curl -s -o /dev/null -w "%{http_code} $id\n" -u "$AUTH" -X POST \
-H "X-Atlassian-Token: no-check" \
"$SITE/wiki/rest/api/user/watch/space/$SPACE?accountId=$id"
done
# Stop when there is no next page (a short page alone doesn't prove the list is complete)
[ "$(echo "$page" | jq -r '._links.next // empty')" = "" ] && break
start=$((start + $(echo "$page" | jq '.results | length')))
done204 が返れば、ウォッチは追加されています。スペースを閲覧できないメンバーは、Confluence 側でスキップされます。ウォッチによってアクセス権が付与されることはないためです。単一のページを対象にする場合は、ページ URL に含まれるページ ID を指定して、ページ用のエンドポイントを使ってください。
既成のスクリプトを使いたい場合は、atlassian-admin-scripts (英語) の confluence-group-watch スクリプトが利用できます。グループと、スペースまたはページを指定して実行でき、ドライラン オプションもあります。無料で MIT ライセンスのスクリプトで、公開されている REST API を使用します。実行は 1 回限りなので、メンバーが増えたら再実行してください。
スクリプトの限界
スクリプトは、実行した時点のスナップショットにすぎません。1 回限りの展開には十分ですが、グループは変化していきます。
- 新しく参加したメンバー は、スクリプトを再実行するまで追加されません。
- 退出したメンバー はウォッチが残ったままになり、自分のものではなくなったスペースのメールが届き続けます。
- 意図的にウォッチを解除したメンバー は、次回の実行で再び追加されます。多くの場合、そうしたメンバーはメールにフィルターをかけるようになります。
- ユーザーが自分で設定したウォッチ は、管理者が追加したウォッチと見分けがつかないため、クリーンアップ用のスクリプトでは削除してよいものを判別できません。
同期を保つには、スクリプトを定期実行したうえで、どのウォッチを自分が追加したのか、誰がオプトアウトしたのか、もともとウォッチしていたのは誰かを記録しておく必要があります。この記録を維持することが、いちばん大変な部分です。
ウォッチしているのにメールが届かない理由
設定を変更する前に、Confluence のメールのデフォルト設定を確認してください。ウォッチ中のコンテンツの新規ページとページ編集は、デフォルトでは 日次ダイジェスト にまとめられ、コメントはすぐにメールで届きます。この設定は、各ユーザーがプロフィール画像 → 設定 → メール で変更できます。更新は Confluence の 通知 → ウォッチ中 にも表示されます。ウォッチしているのにメールがまったく届かないという場合は、Confluence watching but no email? 5 things to check (英語) を参照してください。
アプリでグループの同期を維持する
Group Watchers: Auto-Watch Spaces & Pages for Confluence (英語) は、この課題のために弊社が開発しているアプリです。1 つ以上のグループをスペースまたは単一のページに対応付けると、ウォッチがグループの状態に合わせて維持されます。
- ルールを変更した直後に実行され、その後は 1 時間ごとに実行されます。
- 新しく参加したメンバーはウォッチを開始します。退出したメンバーについては、アプリが追加したウォッチだけを削除します (削除はオフにできます)。
- ウォッチを解除したメンバーが再び追加されることはなく、メンバーがもともと設定していたウォッチには一切手を加えません。
- すべて Atlassian (Forge) 上で動作し、Atlassian の外部にデータを送信しません。
Atlassian Marketplace で入手できます。
同様の機能を持つ Marketplace アプリは他にもあり、そのうち 1 つは無料です。比較は Apps to make a Confluence group watch a space or page, compared (英語) をご覧ください。新入社員向けには、Onboarding in Confluence: make new hires watch the right spaces (英語) があります。
よくある質問
Confluence Cloud でグループをウォッチャーとして追加できますか? できません。ウォッチできるのはユーザー アカウントだけなので、40 人のグループなら 40 件のウォッチが別々に必要です。
他のユーザーのウォッチを追加できるのは誰ですか? Confluence 管理者のグローバル権限、または対象スペースのスペース管理者権限を持つユーザーが、ヘッダー X-Atlassian-Token: no-check を付けて REST API 経由で追加できます。どちらの権限もない場合、追加できるのは自分自身のウォッチだけです。
ウォッチを追加すると、そのスペースへのアクセス権も付与されますか? いいえ。ウォッチによってアクセス権が付与されることはありません。スペースを閲覧できないメンバーは、Confluence 側でスキップされます。
新しくウォッチしたユーザーに、ページが編集されてもメールが届かないのはなぜですか? ウォッチ中のコンテンツの新規ページとページ編集は、デフォルトでは日次ダイジェストにまとめられます。この設定は、各ユーザーがプロフィール画像 → 設定 → メール で変更できます。
Confluence および Atlassian は Atlassian の商標です。Kayabyte は独立した開発者であり、Atlassian と提携しておらず、Atlassian による承認も受けていません。